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  • ガン保険て本当に必要なの?

    2018.06.23



ニュースキャスターで全身ガンと闘っていた筑紫哲也さんをご存知ですか。
病気になられてから「ガン」という病気について深く調べられたそうで、筑紫さんは番組の中でこのように話しています。
「人間の体には赤ん坊からお年寄りまで毎日5000個のガン細胞が生まれていると言われています。・・・僕は、ガンについて、いかに無知であったかを非常に深く、深く、反省しています。」

人の体は60兆個の細胞からなり、常に新しい細胞に生まれ変わるために分裂を繰り返しています。ガン細胞は、細胞が分裂するときにコピーミスが起こり1日に5千~1憶個のガン細胞が生まれ、ガンのかたまりとなると異常なスピードで増殖していきます。この原因は、疲労・ストレス・生活習慣・食、紫外線・たばこ等が大きく関わるようです。
このガン細胞と戦ってくれているのが免疫細胞であるナチュラルキラー細胞です。ナチュラルキラー細胞はガン細胞を見つけると、モグラたたきのように闘ってくれて、スーパーマンのような役割をしています。
免疫力を高めることでガンを避けたいところですが、日本では二人に1人がガンになり、三人に1人がガンで亡くなっているのが事実です。
現代では、「まさか私が!」ではなく、「私かあなたか」の時代に変化しており、ガンになってしまった時の想定は、ある程度考えておいた方が良さそうです。

-ガンの治療法とその費用-
厚生労働省では、標準治療を設けており、三大治療(手術・抗がん剤・放射線治療)がこれにあたります。また標準治療以外の治療として先進医療(高度な医療技術を用いた治療)、免疫療法等があります。標準治療、先進医療のどちらも、治療代として、進行度合い等にもよりますが数百万円が掛かります。
その他、考えておく費用として、交通費、宿泊費、長期間に渡る仕事の制限からの給与減、健康食品等があります。※詳細な数値につきましては、ここでは割愛致します。
ガンは治療費だけではなく、長期間に渡る病気のため、他の病気に比べ支出が多額になります。そこに備えるために「ガン保険」という保険商品が出来たことに納得ができます。

-どんな準備をすればいいの-
まずは普段の生活習慣に気を配り、健康に過ごせるよう免疫を高める意識を持つことが大切。ですが、それでもガンになってしまった時の治療方法と準備するべき費用については知っておく必要があります。(ガンが発見されてから治療方針を決定するまでに十分な時間はありません。)
病気の費用の準備については、生活費、住宅費、教育、老後資金の準備もあり、どうしても優先順位が低くなってしまいがちです。ですので、小さい金額で万が一に備える「保険」を利用することが有効的だと考えられます。
ガン保険には、一時金、通院、先進医療等の保障。また掛捨て型か貯蓄型と選択肢が幅広く準備されています。一度、どんな保障があるのか、ご自身の考え方と合っている保険商品があるのか、マネぷらのFPにご相談頂ければ幸いです。