最近不動産投資に関心が高まっているようです。
不動産投資の特徴は…
・賃料収入(→利回り)と値上がり益
・節税効果(所得税、相続税)
・レバレッジ効果(借入で投資)
などが挙げられます。
節税効果は、投資(保有)初期に効果があるもので、健全な収益があれば逆に税支払いが増えることになりますので、メリットともデメリットとも言えないでしょう。
(表面)利回りは投資価格(物件価格)に対して、年間家賃が何%になるか、という計算をします。
さらに諸々の費用がかかり、それを考慮した利回りを実質利回りといい、表面より利回りが低くなります。
一昔前は物件価格が安かったので利回りが高かったのですが、今では高い利回りは期待できませんので、金融商品などの他の投資と比べれば、メリットとは言いにくそうです。
値上がり益も、今の不動産マーケットからすると、やや不利かもしれません。
最後にレバレッジ効果ですが、実はこれが一番大きなメリットと考えられます。
不動産以外で、借入をして投資できるものはほぼないと言ってもいいでしょう。(信用取引などなくも無いですが…)
初期費用20万円程度を現金で払い、あとは数千万程度の借入をおこして投資することができる場合があるので、まだ資金がないけれども大きな投資をしたいという人には、大きなメリットです。
なお、この場合、住宅ローンは利用できませんので、投資用のローンを組むことになります。
需要と供給の関係から、今後の不動産投資にはかなりの注意が必要かと思いますが、状況や目的、投資手法によってはしっかりとした収益を確保することも可能かもしれません。
検討する際には、不動産以外の投資方法などもしっかり情報収集して比較した上で判断していきましょう。