たばこ税のおはなし

2017/11/30

皆さんはタバコを吸いますか?東京都は2020年のオリンピックまでに屋内完全禁煙化を目指しており、愛煙家にとってはますます肩身の狭くなる思いです。

そもそも喫煙者の数は年々減少していますし、JT全国喫煙者率調査によると、男性の成人喫煙率は1965年(昭和40年)には82.3%だったものが、2017年には28.2%と、約三分の一にまで低下しています。そう言えば、かつては「スモーキン・ブギ」「プカプカ」「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」といった、タバコに関する名曲もたくさんありましたが、最近ではタバコを題材とした曲は、とんと聞かれません。また、映画の喫煙シーンを規制しようという動きもあるようです。「タバコ=かっこいい」という図式は、もはや崩れています。

FP的には、2018年の税制改正でたばこ税が増税になるとの報道があり、興味深いところです。国が税収を上げたいのは当然ですが、受動喫煙防止・健康促進といった大義を盾に、喫煙者から懲罰的に税金を取る、といった意味合いが強く感じられることに対する反発もあります。喫煙者減少に加えて、より税率の低い加熱式たばこが近年普及してきたおかげで、たばこ税収は大きく減る見込みのようです。その動きに合わせて、加熱式たばこに対する課税を強化する方向のようで、メーカーの反発は必至でしょう。

ビール業界は酒税における政府とのイタチごっこを長年繰り広げていますが、たばこ業界もおなじ道筋を辿ることになるのでしょうか…。

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