こんにちは。
今日は寒さも戻り、春らしさも小休止。
もうコートの裏地を取ってしまったというのに。全く困ったことです。
さて、今回は昨日話題にのぼったニュース、保育園事情に絡んで、
その働き手である保育士、幼稚園教諭の事について少しまとめてみました。
◆保育士、幼稚園教諭
保育園と幼稚園。
子供を預けることには変わりないのに、預かる人は違っているんですよね。
何を今更という方も多いかと思いますが、簡単におさらいをすると
その求められる役割には、少しだけ違いがあるそうです。
◇保育士
・生後6ヶ月~小学校入学までの子供を預かりお世話をすること
・「保」護者の代わりに「育」てる人。
親が家庭内で教える、食事や着替えの基本的な生活習慣を身に付けさせるなど
日常生活におけるさまざまな「お世話」をすることが主な役割です。
◇幼稚園教諭
・満3歳~小学校入学までの子供に教育を行うこと
・「教諭」の名の通り、小学校に上がる前に集団生活のルールを教えるなどの
「教育・指導」をすることが主な役割です。
その違いからか、保育士の働く保育園は厚生労働省の管轄で、
幼稚園教諭の働く幼稚園は文部科学省の管轄となっています。
一言で言うと、
保育士は親の代わり。幼稚園教諭は先生ということでしょうかね。
◆保育士、幼稚園教諭になるには
保育士、幼稚園教諭になるには、ともに国家資格を取得する必要があります。
管轄が違えば、当然資格も異なりますし、その資格を取得するまでの過程も
異なります。
◇保育士
保育士になるには、国家資格である保育士の資格が必要となります。
この資格は、大学、短大、専門学校で所定の過程を修了する。
または、保育士の試験にパスすることで取得出来ます。
◇幼稚園教諭
幼稚園教諭になるには、国家資格である幼稚園教諭免許が必要となります。
この資格は、大学院、大学、短大などで幼稚園教諭養成課程を学び、卒業
することで取得できます。
保育士試験は合格率10~20%だそうで、簡単ではありません。
また、幼稚園教諭に関しても、専門の教育が必須となっており、これも簡単では
ないですね。
◆収入
保育士も幼稚園教諭も簡単になれる仕事ではありませんでした。
ではその収入はどうでしょう。
◇保育士
保育士の平均年収は、勤務先の規模等によって幅がありますが、
概ね35歳前後で318~360万円程度(※)
◇幼稚園教諭
幼稚園教諭の平均年収は、これも勤務先の規模により幅がありますが、
概ね32歳前後で340~438万円程度(※)
この金額について、みなさんはどう捉えますか。
その責任から考えると決して高くないと思うのは私だけではないと思います。
今回は、保育園事情の問題から派生して、保育士、幼稚園教諭について簡単に
まとめてみました。
子育ての問題は国民全員の問題と捉えて、一人ひとりがしっかりと考えることが
大切ですよね。
(私は保育士や幼稚園教諭の支援を目的とした、子育て支援税とかいうのも
ありだと思うんですが。)
※出典)総務省 平成27年賃金構造基本統計調査より