日銀がマイナス金利の導入を決定してから約2か月。
今や、標準的な普通預金の金利は0.001%。
100万円預けても1年で8円(税引後)しかもらえない計算です。
そんな中、みなさん「金利」に対して、たいへん敏感になっているではないでしょうか?
少しでもいい金利を求めていろいろ探していると、こんな広告を見かけることはありませんか?
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<3月のキャンペーン>
2週間もの円定期預金 年率0.2%(税引後0.16%)
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「いいじゃん!100万円預けたら0.2%で2000円の利息かぁ。税引後でも1600円だ!わーい(^^)/」
…なんて飛びついたらダメですよ。
これは、2週間「年率換算すると」0.2%というだけなのです。
実際にいくらの利息がもらえるかというと、
【100万円×0.2%×14日/365日=76円(税引後61円)】
という計算になります。
この2週間が終わると通常はキャンペーン金利ではなくなりますので、0.02%などの店頭金利に変わります。
残りの50週間でもらえる利息が153円程度。
1年通して214円程度という利息となります。
表面上の金利ではなく、「利息はいくらか」という絶対額の考え方が重要なのです。
それからもう一つ注意したいのが、解約の条件。
「仕組預金(しくみよきん)」によくあるのですが、銀行の定める期間中は、解約ができない=お金が使えない、というものがあります。
金融商品は誤解を招きやすいものや、中身が複雑なものが多くあるのです。
よく確認して、預ける価値があるかどうか、しっかり検討しましょう!