投資をしておりますと株価変動リスク、為替変動リスク、信用リスク、流動性リスク等様々なリスクがありますが、昨今のニュースを見ていますとよく「地政学リスク」という言葉をよく聞きます。
地政学リスクとは国や特定の地域の政治や軍事、社会的な緊張の高まりが世界経済を不透明にするリスクを指します。
4月に入りシリアへの空爆、北朝鮮のミサイル発射それに伴う米国や中国の軍事的行動が活発になり、一気に地政学リスクが高まりました。日銀の黒田総裁も直近の会見で地政学リスクについて触れています。
では一般的に地政学リスクの高まりは私達の生活にどんな影響をおよぼすのか、本日は考えていきたいと思います。
一番怖いのはテロや戦争に巻き込まれるリスクではないでしょうか。
テロや戦争は日本とは無関係なように思われますが、すぐ隣の国で私達の生活を脅かすミサイル発射や核実験が行なわれています。それに伴い諸外国の動きも活発になり連日ニュースにもなっています。
もしも私達が上記リスクに巻き込まれたどうするのかにつきましては下記添付サイト「内閣官房国民保護ポータルサイト」にて確認してみて下さい。
http://www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/hogo_manual.html
また、投資をしている人にとってもとても厄介な問題だと思います。
どんなに経済が好調でも戦争やテロに巻き込まれてしまえばリスク回避の動きが活発になり、リスク資産である株式が売られる為です。もちろん、株式だけでなく、債券価格や原油価格、金の価格にも影響を及ぼし世界的にマーケットが非常に不安定となります。
マーケットが不安定となり、会社の業績や流通、外資企業の撤退等影響が出れば私達の生活にも影響がでてきます。
業績悪化によるリストラ、給与の減少、日常生活に必要な日用品の不足、不足に伴う物価の上昇等いくつも上げる事ができます。
戦争であれば序所にリスクの高まりを感じられるかもしれませんが、昨今ではテロが頻発しております。
投資をやられている方もやられていない方も今まで以上に地政学リスクについて考える必要があるのではないでしょうか。