先日の衆議院選挙、自民党の圧勝に終わりましたね。
個人的にこれを歓迎する人、歓迎できない人、それぞれの信条によっていろいろでしょうが、株式マーケットには歓迎されました。
選挙の投開票に先立って株価は上昇していたのですが、11/3の日経平均の終値は22,539円と、非常にいいムードで週を終えました。
色々と要因はあると思いますが、基本的に外国人投資家は長期安定政権を歓迎します。
日本史上最長となるかもしれない安定政権がほぼ確実になったことで、かなりの投資家が買いに入ったようです。
日本人としてはそうした動きは肌で感じることができるので、この波に乗って株式投資で利益を出した人も多いのではないでしょうか。
そこで感じるのは、やはり自国民でないと、素人には短期的な株式の値動きを捉えるのはかなり難しいだろうな、ということです。
アメリカですら、大半の日本人の予想に反してトランプ政権が誕生しましたが、現地ではトランプ当選という予想がかなりされていたとも聞きます。
ましてやこれがヨーロッパやオーストラリア、新興国だとすると実感レベルでの情報はほとんど入ってきません。
とはいえ、これだけ株価も上がってしまった日本株だけで運用するのも限界を感じます。
とすると、海外のマーケットも対象にしつつ、政治での短期的な値動きに負けない長期的な運用の考え方、ポートフォリオ(資産配分)の構築などが肝になってきます。
ポートフォリオを構築するには、それぞれの資産クラスが持つリスクとリターン、いくつかの資産を組み合わせた時の値動きの相関関係などを総合的に分析すると、最小のリスクで最大のリターンを期待することにつながります。(効率的フロンティアの発見)
運用を始める・続けていく際には、目先の値動きだけでなく、長期的な視点で期待する成果が出るよう、ポートフォリオの構築や見直しをしっかり行いましょう。