国民年金基金と確定拠出年金

2017/10/20

国民年金基金と確定拠出年金の違いは何でしょう?

1つ目の違いは、国民年金基金は受け取れる額が最初からわかるが、確定拠出年金は全くわからない(運用成績次第)。

2つ目の違いは、国民年金基金は受け取れる期間が「終身」であるのにたいして、確定拠出年金は5~20年の「有期年金」(一時金受取も可能)です。

3つ目の違いは、国民年金基金の受給年齢は65歳からだが、確定拠出年金は60~65歳から。

税金のメリットなどは同じで、限度額は国民年金基金と確定拠出年金両方合わせて自営業・フリーランスの場合は最大で月6.8万円(年間81.6万円)まで。
掛け金の方も自由に設定が出来ます。
例えば、国民年金基金に1万円、確定拠出年金に1万円といった感じに両方使う事も出来ますし、どちらか1つを選択する事も可能です。
どちらも国民年金基金連合会が管理しています。

国民年金基金の場合、受け取れる額が決まっています。
国民年金基金は1991年に設立され、当時加入された方の予定利回りは4.75%。
現在はデフレと共に株価も低迷していた為、予定利回りはどんどん改定され1.5%まで落ちています。
20年前に加入した方よりも予定利回りが3%以上も低いのが現状です!
予定利回り3%の差でどれくらい受取額が違うかと言えば、1万円を20年間積み立てた場合、元本は240万円で20年後の積立額は
予定利回り4.75%:約396万円(165%)
予定利回り1.5%:約278万円(116%)
となります。

現在は、低利回りとなっており、今後インフレな世界になるのであれば、インフレ上昇率に利回りが勝てない(損をする)恐れもあります。

国民年金基金は終身受け取れるのは魅力的ではありますが、インフレ耐性が無かったり、現在は予定利率が低い所からすると、確定拠出年金の方がベターでしょう。
しかし、確定拠出年金の場合すべて自己責任なので多少なりとも投資に対する知識が必要です。

マネぷらでは確定拠出年金や投資信託のサポートも行っていますので、お気軽にご連絡下さい。

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