こんにちは。
2月も半ばにさしかかりましたね。
鎌倉を散策していたら、チラホラと梅が咲き始めていました。
今日は、そろそろCMも流れてきそうな、確定申告について簡単にまとめてみます。
◆その前に・・・
いきなり話の腰を折りますが、確定申告の話をする前に、私たちが税金を納める方法に
ついて、少しお話しておきます。
私たちが税金を収める方法は、大きく「申告納税方式」と「賦課課税方式」の2種類に分けられます。
◆申告納税方式
申告納税方式とは、『納税者自らが』計算、申告、納税をする仕組みです。
「所得税」「法人税」「相続税」「贈与税」「消費税」など多くの国税(※1)が
この仕組みを採用しています。
◆賦課課税方式
「賦課課税方式」とは、『国・地方公共団体が』納める金額を計算し、納税者に通知、
通知を受けた納税者が納税する仕組みです。
「固定資産税」「自動車税」「不動産取得税」などの地方税がこの仕組みを採用しています。
◆確定申告とは
本題にもどって、確定申告とは何でしょう。
確定申告とは「申告納税方式」を採用している税金について、1年間
に得た所得、課税売上高等を申告(申告の期間は税金によって異なる)し、納税額を
確定させる手続きです。
われわれがよく「確定申告」と言っているのは所得税の確定申告のことですが、
他にも贈与税や消費税の確定申告もあるんですね。
◆固定資産税の確定申告?
では「固定資産税」の確定申告はあるんでしょうか。
もちろんありませんよね。
確定申告とは納税額を"確定"させる手続きでした。
賦課課税方式の「固定資産税」は市町村(※2)が納税額を計算・確定しますので、
自ら確定をする必要はありませんよね。
私たちは送られてきた納付書に書かれた金額を納めればOKです。
という事で、今日はそもそも確定申告とは何をするための手続きなのかを
簡単にまとめてみました。
『あれ?でも私、確定申告なんてしてないよ?』という声が・・・。
次回に続く。
※1)税金には国に納める国税と、地方公共団体に納める地方税があります。
※2)固定資産税は、市町村が課する「市町村税」です。