2018.10.18
"今年1月に「休眠預金等活用法」というのが施行され、2019年1月より、10年以上放置された預金を社会事業に活用されることとなっています。過去10年間一度も入出金していない口座があればこの対象となります。申し出がない限り、この預金を使う権利は国に移り、民間の団体が行う公益に資する活動に資金が活用されることになります。
「そもそも忘れている位なのだから、社会貢献にもなるし良い」ともいえますが、内閣府によると、休眠預金はここ数年、年700億円規模、年7,000万口座が放置されているというのだから、日本人はおカネに関心があるのかないのか、思わず首をかしげてしまいます。
休眠預金は国が「没収」するわけではないので、一定の手続きをとれば払い戻しを受けることはできますが、本人が申し出る必要もあり、引越しなどして登録住所を変更していなかったり、本人が認知症で思い出せなかったりする場合も取り戻すのが難しくなりそうです。
休眠預金の払い戻しは原則無料ですが、手数料徴収を国が禁じているわけでもないのと、将来において、銀行の手数料体系の変更で、口座維持手数料の徴収が検討されていたりするので、今のうちに預金口座をいくつも持っている人は口座を整理しておくことをお薦めします。
もし、忘れていたお金が出てきたら投資にまわしてみてもいいのでは?
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