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  • 2018年の市場の振り返り そして2019年の資産運用について

    2019.01.17



2018年の金融市場は、厳しいものになりました。国内株式は-16%で7年ぶり(2011年の-17%)の下落でした。海外株式も-10%でやはり7年ぶりの下落でした。海外債券も円高の影響を受け-4%に終わりました。唯一プラスであったのは国内リートで+11%でした。

為替動向を見ると、ドル、ユーロ、ポンドに対して3%程度、豪州ドル、カナダドル、人民元に対しては8~10%程度の円高となり、海外への投資も思わしいものではなかった状況です。

2018年2月に米国の長期金利が上昇した反動で世界の株式市場は下落しましたが、その後は徐々に持ち直す展開となりました。日経225については10月に27年ぶりの高値にまで回復しました。
しかし、12月に入り「FRBが金融政策を予想以上に引き締めていく」、との観測が出たことにより市場に対するセンチメントが急速に悪化、再び世界の株式市場は下落しました。


2019年はどのように資産運用に向き合っていけば良いのでしょうか?
これから投資を始める人にとっては第1歩を踏み出すのに非常に良いタイミングではないでしょうか。市場がドンドン上がっている時は踏み出しにくいものです。ただいきなり全ての資金を投入するのではなく、一部の資金で始めることが重要です。

既に投資をしている人には辛い1年だったことと思います。改めて運用ゴール(どの程度の期間でどの程度のリターンを期待するか)を確認する機会です。そして、現在保有している商品がそれに適したものかどうかを確認してください。「長期的な観点から投資する」とは言うものの、ゴールにたどり着くために適した乗り物(投資の場合は商品)を使っていないケースも見受けられます。その上で、継続保有するのか見直しするのかをご検討ください。弊社のファイナンシャルプランナーにご相談いただければ幸いです。

明るい未来のために、投資信託および保険を含めた総合的な資産運用に関する「アドバイスのプロ」の役割を担っていければと思います。