2019.02.08
本日は人生の三大資金(教育・住宅・老後)のうち、老後資金についてお話いたします。
ゆとりある老後生活を過ごしたいとお考えの世帯は多く、弊社のご相談件数も非常に増えております。
私どもは、日々皆様の100歳までのキャッシュフロー表を作成し分析していますが、多くの世帯では現状のまま(対策前)いくと老後資金は大きく不足してしまいます。
それでは、いったいいくらぐらい不足するのかを一般的な以下事例にて検証いたします。
【前提条件】
●退職年齢:65歳
●公的年金額(H30年4月現在 日本年金支援機構のモデル世帯):22.1万円/月額
●ゆとりある生活費(H28年度生命保険文化センターより):34.9万円/月額
●不足額:▲12.8万円/月額
●累計不足額:▲12.8万円×25年間(90歳まで)=▲3,840万円
※物価上昇は考慮していません。
累計不足額は退職金と退職までの貯蓄等で準備する必要がありますが、その他に想定される大きな支出では、住宅ローン返済資金、車の買い替え、住宅リフォーム、介護費用等が考えられます。
また、国としては、2%のインフレ目標を設定し金融政策を実施しておりますので、少なくとも1%程度の物価上昇を考慮しておく必要はあるでしょう。
物価上昇を考慮すると累計不足額は1.3倍~1.5倍程度(今回の例では5,000万円~6,000万)になります。※老後までの期間が長ければ長い程、不足額は増加します。
退職金でそこまで準備できる世帯は少数だと思いますので、何も準備せずにゆとりある生活を送れる世帯はごくわずかとなります。
※定年退職者1人当たり平均退職給付額(勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者)はH30年4月 厚生労働省「就労条件総合調査」によると大学卒(管理・事務・技術職)で1,983万円、高校卒(管理・事務・技術職)で1,618万円。
上記の例は一般的な例となりますので、個々の世帯の状況やご希望に合わせて正確にプランニングする必要がありますが、人生の三大資金(教育・住宅・老後)の中で、一番後回しになりがちなのが老後資金です。しかし、一番大きな金額が必要になる世帯がほとんどです。
まずは現状把握を行い、準備方法を検討し、少しでも、できる事からでも、なるべく早く実行して行く事をお勧めしております。
準備できる期間が長ければ長い程、毎年準備する金額も少なく、取れる対策の選択肢も増えていきます。
私たちマネぷらは、独立系ファイナンシャルプランニング企業として、お金と暮らしの総合的な相談窓口となります。
皆さまが思い描く理想の人生設計をサポートし、 生涯にわたって夢を叶えるパートナーでありたいと思っています。
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