2019.03.21
春になり、引っ越しシーズンですね。
新年度に向けて、住宅を購入された方、これから購入される方も非常に多い事と思います。
弊社でも住宅ローンに関わる相談で特約団信をつけた方が良いかのご相談を多く受けますので、今回は特約団信についてのポイントをお伝えいたします。
銀行から住宅ローンを借りると通常『団体信用生命保険』に自動加入する事になり、ローンの契約者が万一亡くなったり高度障害になったりした場合に、住宅ローンの支払いが免除になります。
この『団体信用生命保険』に特約をつける事で、幅広い保障が受けられます。
保障内容は銀行によって異なりますが、最近では、8大疾病を要件としたものや介護状態になった場合等に免除される保障内容が用意されています。
8大疾病とは通常「悪性新生物(がん)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」「高血圧症」「糖尿病」「慢性腎不全」「肝硬変」「慢性膵炎」です。
その中でも3大疾病(ガン・心筋梗塞・脳卒中)は日本人の死亡原因の約半数を占めますので保障の必要性は高いと言えるでしょう。
介護状態とは、公的介護保険制度における要介護2以上に認定された場合等に保障されます。
特約団信の保険料は住宅ローン実行金利に上乗せする形で支払うようになっている銀行が多く、保障内容が広い8大疾病等ですと年0.3%程度を金利上乗せする事で特約加入する事が可能となります。保険料については、以下で具体的に事例をみてみましょう。
●借入金額3,000万円、返済期間35年、変動金利0.6%、特約団信保険料+0.3%
●特約団信を付けない場合の月額ローン支払額:79,208円
●特約団信を付ける場合の月額ローン支払額 :83,294円
となり、その差額は4,086円。
金利上乗せタイプなので契約時の年齢に関わらず、保険料は一定で加入できるのも特徴です。
※加入時の年齢が50歳未満としている銀行が多いです。
つまり25歳の方でも45歳の方でも8大疾病になったら、ローンがなくなる為の保険料がこの金額で加入できる事になります。これは、非常に安いと言えるでしょう。
似たような保障内容のものは、『団体信用生命保険』に特約で付けるものでなく、民間の生命保険の商品でも存在しますが、45歳~50歳でコスト比較すると保険料は3倍程度になる事もあります(年齢・性別・喫煙の有無により異なります)。
最近では、医療技術の進歩により、死亡保障、医療保障に加えて、生前給付保障(生きる為の保障)が注目されています。
通常の『団体信用生命保険』では、死亡時には住宅ローンはなくなりますが、三大疾病になり、自宅療養や通院治療をしている為、元通り働く事はできず、収入が大幅に減ってしまう方も多くいらっしゃいます。住宅ローンの支払いも続く為、経済的に非常に厳しくなる事が考えられます。
こんな時でも特約団信に加入していれば住宅ローンは全額免除になり、経済的に大きな助けとなります。
どうにもできない厳しい状態(就業不能)の時こそ、大きな保障の必要性は高い、と言えるでしょう。
これから新規に住宅ローンを組む方、借り換えを予定している方は、ご自身で加入している生命保険も含めて、見直しをする良い機会となります。
特約団信の保障内容を含め借入する銀行を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社では『これから住宅を購入する方』、『住宅を購入した方』向けにハッピホームプランニングサービスを提供しています。
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特約団信の選び方はもちろん、住宅予算設定、繰上返済計画、住宅ローンシミュレーション等、住宅購入に関わる経済的アドバイスをしております。
私たちマネぷらは、独立系ファイナンシャルプランニング企業として、お金と暮らしの総合的な相談窓口となります。
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