2019.03.28
資産運用の基本は、「長期」と「資産分散」であると言われます。
「長期投資」のスタンスが重要である点については私も同感です。
しかし、「資産分散」については、本当にそうなのかな? と思う事があります。
「長期投資」のスタンスであるならば、上昇が期待できる資産にのみ投資すれば良いのではないでしょうか?
例えば、資産Aが7%のリターンが期待でき、資産Bが3%のリターンが期待できるとすれば、資産Aだけに投資すれば良いのであって、資産Bを保有する意味はありません。
「資産分散」の効用は、「異なる動きをする資産Aと資産Bの両方を保有する事で、全体として安定的な値動きが期待できます」といった説明がされるのですが、それは途中の道のりの話です。やや乱暴な言い方をすれば、本当に長期投資の心構えがあれば、途中の道のりが緩やかであるかよりはどの高さに到達できるかの方に焦点が向くのではないでしょうか?
「どの資産が最も上昇するかわからない、だから分散するのだ」という理由であるならば理解できます。
確かに過去20年を振り返った場合、例えば外国債券と国内株式の上昇率はほとんど同じであり、従って両方の資産を保有しても何ら問題ありませんでした。
しかし今後はどうでしょうか?
マイナス金利レベル下では債券の上昇は期待出来ない状況にあり、より上昇が期待できる資産に着目すべきでしょう。結果として、ある資産(例えば株式)に集中するような運用方法も有りうると思います(途中の道のりは緩やかでは無いかもしれませんが)。
何を目的とした「資産分散」なのか? その効果は期待できるのか?
私たちマネぷらは、こうした事を考えながら皆様の資産運用をお手伝いしたいと考えています。
皆様の明るい未来のために、投資信託および保険を含めた総合的な資産運用に関する「アドバイスのプロ」の役割を担っていければと思います。
(マネぷら資産運用研究所)
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