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  • 米国景気の拡大期間10年超えか 金融業界は荒波へ

    2019.07.15



今からちょうど12年前の2007年夏に「サブプライムローン問題」が表面化しました。
2008年3月には米国の老舗証券会社ベアスターズ社の身売り、そして2008年9月の大手証券会社リーマン・ブラザーズの破綻と続き、株式市場は50%以上も下落しました。

その後、米国経済は回復から拡大基調に入りました。米中貿易摩擦の影響もあり、ここに来て減速感はあるものの、この7月にこれまでの景気拡大期間120か月を更新したものと思われます(経済指標は遅行しますので現時点では確定しておりませんが)。
こうした事もあってか、先週、ニューヨーク・ダウ平均株価指数は、過去最高値を更新しました。

この10年間を振り返った時、世の中の変化の速さに驚くばかりです。
世界の金融市場では強烈な「過剰流動性」が進みました。日米欧の中央銀行が金融緩和を進め、景気拡大を後押ししているからです。ここまでの低金利時代に入るとは誰も予想していなかったでしょう。しかし、国内に限ればこの資金はどこに滞留しているの? という状況ですね。

またITを活用したサービス産業の進展にも目を見張るものがあります。この波は金融分野にも及んできており(いわゆるFinTech)、膨大な個人情報データベースと仮想通貨を武器に、金融サービスに参入する企業があらわれています。
貨幣や通貨とは? 銀行業の本質は? について改めて問われているような気がします。


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