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  • 新型肺炎が株式市場に与える影響

    2020.02.20



まずSARS(重症急性呼吸器症候群)と比較してみましょう。
以下は国立感染症研究所のレポートからの抜粋です。
・SARSは2002年11月16日に、中国南部広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を 発し、北半球のインド以東のアジアとカナダを中心に32の地域や国々へ拡大した。中国では初期に305人の患者(死亡例5人)が発生し、2003年3月 の始めには旅行者を介してベトナムのハノイ市での院内感染や香港での院内感染を引き起こした。
・2003年3月12日にWHOは、全世界に向けて異型肺炎の流行 に関する注意喚起(Global Alert)を発し、3月15日には「世界規模の健康上の脅威」と位置づけ異例の旅行勧告も発表した。台湾の症例を最後に2003年7月5日にWHOによって終息宣言が出されたが、32の地域と 国にわたり8,000人を超える症例が報告された。
・2003年12月31日時点のデータによれば、報告症例数は2002年11 月〜2003年8月に中国を中心に8,096人でうち774人が死亡している。
・SARS流行の中心は1,707人(21%)の医療従事者の感染が示すように医療施設、介護 施設などヒト−ヒトの院内感染であった。

これを読むと今回のコロナ問題は「感染の速度が速い。なぜなら中国人の移動が当時と比べようもないくらい多い」、「という事もあり、院内感染が中心ではなく既に市中感染」という事がわかります。
米国ではインフルエンザで1万人を超える方が亡くなっており、新型肺炎の問題はあまり大きな危機感を与えていないようです。しかし日本は厳しいですね。東京オリンピックの開催も危ぶむ声も出てきました。

ここは株式市場の波乱に備えておくべきだと思いますが、皆様はどのようにお考えでしょうか。

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明るい未来のために、皆様と一緒に「投資信託および保険を含めた総合的な資産運用方法」について考えていければと思っております。

(マネぷら資産運用研究所)