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  • 経済の金融化 富のルールが変わる

    2021.01.30



年末にNHKで放送された「欲望の資本主義」という番組をご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。いろいろと示唆に富む内容でした。
そうした中で「経済の金融化」について改めて考えてみました。

「経済の金融化」はいくつか意味するところがあると思います。
会社経営において株主価値の増大化が重要な課題になったこと、あるいは株式市場の大衆化なども「経済の金融化」をあらわす現象でしょう。
ただいずれにせよこれらの現象により「富のルールが変わった」のではないでしょうか?
これまでの「富のルール」は懸命に労働することでした。このことで富を蓄えていったのです。しかしこうした時代は終わったということです。
これは非常に残念なことで、「資本の論理」だけが先行する世の中には背を向けたくなる時もあります。

しかし、見方を変えると「新しい富のルール」を利用する方法がみつかります。
「経済の金融化」により「株主価値の増大が重要課題になった」のであれば、「それが可能な人に投資する」すなわち「他人に働いてもらうという」という方法です。
優秀な経営者がトップを務める企業の株主価値は増大します。こうした企業に投資するのです。

強か(したたか)に生きていきましょう。
そしてこうした事を考えながらゴールベースの資産形成にしっかり取り組んで行きましょう。
いつでも私どもにご相談ください。

明るい未来のために、皆様と一緒に「投資信託および保険を含めた総合的な資産運用方法」について考えていければと思っております。
(マネぷら資産運用研究所)