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  • コロナ禍の家計管理

    2021.02.11



こんにちは。ファイナンシャルプランナーの渡辺です。
本日はコロナ渦の家計管理についてコメントします。

2020年は新型コロナウイルスの影響で家計の収支が変わり、家計管理が難しい年だったのではないでしょうか。
年も変わりましたが今後もコロナウイルスと共存しながらの生活は暫く続きそうです。
今までと同じような事をしていても変わりませんので、年明けから心機一転家計の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

まず、当たり前の事ですが、現状毎月生活費がいくらかかっているのかを把握しましょう。
紙に書き出しみる、スマホのアプリを利用するどんな方法でもかまいません。
毎月の支出を把握することからスタートです。
続いて毎月の支出を固定費と変動費に振り分けて下さい。

固定費とは、家賃、住宅ローン、保険料、スマホ代等となります。
変動費とは、食費、水光熱費、被服費、レジャー費、雑費等となります。

固定費につきましては一度見直ししますと毎月自動的に節約ができます。
住宅ローン金利は低い状態が続いておりますので住宅ローンの借換検討、今加入されている生命保険、医療保険の見直し、3月からは大手通信会社も低料金プランを開始するのでスマホプランの見直しなど検討してみてはいかがでしょうか。
これらについては変更するのに少し時間を要すると思いますが、コロナウイルスの影響で外出機会が減った分しっかりと検討する時間が作れると思います。

変動費につきましては努力しないと毎月の主出を減らす事はできません。
在宅勤務、外出機会が減った事で食費、水光熱費は上がり、被服費レジャー費は今までよりも下がった方が多いのではないでしょうか。
食費についてはこまめに冷蔵庫の中身を確認して無駄な買い物をしないように気を付けたり、できるだけまとめ買いをし買い物回数を減らす事が大切です。
ふるさと納税を使い、お米やお肉、魚等を取り寄せて食費を抑える事もできます。
ガス・電気は自由化が始まっており、セットにすることで安くなるプランもございます。
ご家庭に合ったプランが見つかればバラバラに契約するよりも効果があるかもしれません。
変動費については家族全員の協力が必要な事が多いのでこれを機に家族全員で話をしてみてはいかがでしょうか。



上記以外の方法で家計管理のポイントを4つご紹介いたします。

1つは節税することです。会社員の方が使える代表的な節税方法として、生命保険料控除、地震保険料控除等がありますが、地震保険料控除の申告を忘れてしまっている方も見受けられますのでお気を付けください。
また、iDeCoも有効な節税対策となりますが、60歳まではお金を引き出す事ができない等のデメリットもありますので、よくご検討の上ご加入ください。
その他にもふるさと納税、住宅ローン控除、医療費控除(セルフメディケーション税制)等がございます。
できる事は限られますが使っていない制度があれば活用して家計の支出を抑えていきましょう。

2つ目はポイントを効率的に貯めることです。現金では貯まらないポイントもクレジットカード払い、キャッシュレス払いを選択することで独自のポイントが貯められます。
保険料やスマホ代、食費、水光熱費はカード払いにしてポイントを貯めれば、食費や雑費、マイルに交換できれば旅費も節約できます。
様々な会社がポイントを貯められるサービスを提供しておりますので自分のライフスタイルに合わせて活用してみて下さい。
ただ、ポイントを貯める為の無駄使いにはお気を付けください。

3つ目は運用を取りいれる事です。
NISA、積立NISA、保険を使っての運用、不動産投資等様々な方法がございますが、現在銀行の金利がかなり低い事を考えると自助努力で増やす事も大切な方法です。
リスクはありますが運用の仕方によりリスクをコントロールすることもできますので専門家に相談しながらスタートしてみてはいかがでしょうか。

4つ目は家計にある不必要な物を売却することです。
コロナウイルスで在宅時間が増えた今家計の中でいらない物、暫く使っていない物をチェックし不必要な物を売却して現金化することで家計の支出を抑える事ができます。
様々なサイトやお店がございますのでご自身に合った方法で売却を検討してみてはいかがでしょうか。

コロナウイルスの影響で私たちの生活様式は大きく変わりました。
それに合わせ家計の管理方法も変えていかなければなりません。
今までよりも家庭での時間が増えたと思いますので、この機会に大きく家計の管理方法を見直ししてみましょう。