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  • 新生活・転職後のマネープラン

    2022.04.07



ようやく暖かい季節となりましたね。
春は移動が多い季節ですので4月より新規一転、転職し新しい生活、仕事をスタートする方も多いのかと思います。
また何か新しい事を始めるのにも一つの区切りとして良い季節ですのでこれを機にご自身の生活を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

まずは今後どんな支出が想定されるのか考えてみましょう。
特に住宅資金、教育資金、老後資金は人生の3大資金とも呼ばれ大きな支出となります。
何歳にいくら位の支出になりそうかを事前に洗い出しておきましょう。

【住宅資金】
賃貸か、購入か、購入するのであればマンション、戸建どちらなのかにより支出が異なります。
賃貸であれば一生涯賃料を支払っていきますので購入する方と比較すると老後の支出が多くなります。
購入するのであれば、ローンは長くても35年で終わりますが、固定資産税やリフォーム費用等の支出が増えます。
将来どのように暮らしたいかを考えておきましょう。

【教育資金】
お子様をどのような学校に行かせたいかにより支出が異なります。
ずっと公立の学校でよいのか、私立の学校に行かせる予定はあるのか、私立であれば小学校、中学、高校いつからなのか、大学に行かせるのであれば全て費用は負担するのか、奨学金を利用するのか検討する必要があります。
学費以外にも塾代や習い事費用、留学費用等も考えておきましょう。

【老後資金】
どのような生活をしたいかにより支出は大きく異なります。
顧客と面談しておりますと老後は質素な生活で良いという方もいますが、退職後にいきなり生活費を落とすのは難しいです。
自由に使える時間は増えますし、医療費は今より多く掛かる事が想定されます。

上記3大資金以外にも旅行費用や帰省費用、自動車購入費用等が必要かは個々に考えておきましょう。

毎月の生活費(食費、水道光熱費、通信費、被服費、医療費、おこづかい等)がいくらかかっているのかも把握しましょう。

支出が見えましたら今度はご自身の収入について考えてみて下さい。
今の収入がいくらなのか、今後どのような収入の推移になりそうか、退職金は有るのか無いのか、年金がいくら位もらえるのかを考えます。

【収入】
夫婦共働きで子供を想定するのであれば産休、育休は活用するのか、職場復帰した後は時短勤務になるのか、時短勤務であれば何年間時短勤務が取れるのか、復職後の収入の確認も必要です。
収入の推移について想定するのは難しいかもしれません。推移が決まっている方もいますが、役職に就けるかで収入が変わる方もいますので厳しめに想定しておいたほうが安心かと思います。

【退職金】
退職金については、確定給付として一時金としてもらえるのか、確定拠出年金制度なのか、両方を合わせた制度なのか等何歳でいくら位もらえるのかを確認しておく必要があります。
企業年金制度がある方は金額と期間を確認しておきましょう。

【年金】
年金は現状では金額が確定しない方も多いかと思います。
年金機構のサイトで見込額の確認ができますので一度シミュレーションしてみましょう。

どのような生活をしたいかにより必要な金額も変わります。
ただ、ご自身で今までお伝えしてきた支出、収入を元に計算をするのはとても難しいので専門家にキャッシュフロー表を作成してもらいお金の流れを確認するのが一番かと思います。

キャッシュフロー表を作成して赤字になれば支出の見直し、収入の見直し等が必要となりますので一度しっかりと確認する事をお勧め致します。
また貯蓄方法を見直しする事でキャッシュフロー表の改善もできます。

いくら位収入があれば良いのか検討するのであれば、将来に渡る収支をしっかりと確認した上で検討していきましょう。