Columnコラム詳細

  • オリンピック効果

    2018.02.08



こんにちは。
いよいよ2月9日~2月25日で平昌オリンピックが開催されますね!
ぜひ日本のメダルラッシュに期待したいです!

また2020年には東京オリンピックがあります。
日本の経済効果は28.9兆円という予想もあり、その恩恵にも期待したいところです。

その経済効果には大きく分けて2つです。
大会運営や観戦客による直接効果が1.3兆円で、
インフラ整備や観光需要による付随効果が27.6兆円です。

特に観光需要にはビザの緩和もあり、2015年度の訪日外国人は47%増の1,973万人です。
これは2020年度までに2,000万人の国が掲げた目標がほとんど達成してしまう勢いです。
さらに現在では4,000万人に倍増した目標になっております。
結果として宿泊業・運輸業・小売業は特に恩恵を受けていると思われます。

しかしながらメリットばかりではありません。
インフラでは急速に高速道路や空港整備が進んだため、建設業は人手不足です。
またそれに伴い、ホテルや商業施設は需要を先取りしているため、
オリンピック後の反動が予想されます。

実際に1964年の東京オリンピックでは翌年に反動で6141件の倒産がありました。
その中には山一證券も含まれ、経済危機がありました。

さらに夏のオリンピックでは1976年モントリオールから2012年ロンドンまでの9大会で翌年に
実質経済成長率が上昇したのは1996年アトランタだけだったというデータもあります。

やはりオリンピックだからといって一時的な盛り上がりで終わってしまうのではなく、
その後の民間消費が継続的に維持されなければ、本当の意味で経済効果があったと喜べないと思います。
その答えは2020年の東京オリンピック後の翌年に持ち越しになりますが、今後日本を世界にアピールできるチャンスですので
流れに期待したいと思います。

この日本の経済成長を投資や運用をされている方は日経平均や株価の動きで実感されているのではないでしょうか。
まだこれから始めようと思っている方には良いタイミングだと思いますので、知識がなくて一歩踏み出せない方はお気軽にご相談ください。