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  • 平均寿命と健康寿命

    2018.04.12



日本は世界で見てもトップレベルの長寿国です。
他国より進んだ医療の進歩等の助けもあり、100歳以上の人口も年々増加し、“人生100歳時代”とフレーズもよく耳にするようになりました。今日は「平均寿命」と「健康寿命」についてお話をしたいと思います。

「平均寿命」とは具体的に“0歳時における平均余命。つまり、0歳時点からあと何年生きられるか”を言います。
2016年時点の日本人の平均寿命は次の通りです。
女性 87.14歳
男性 80.98歳

次に「健康寿命」とは、
“ヒトが心身ともに健康で自立して活動し生活できる期間。「健康で自立して活動し生活できる期間」とは、具体的には、自力で食事、排泄、入浴、更衣、移動などの日常生活動作が可能で、かつ認知症などを伴わずに自分の意思によって生活できる期間と考えてよい”とされています。※日本大百科全書より。また国や自治体によって定義が変わるようですが、日本では要介護認定を受けていないことを健康とする例が多いようです。
2017年時点の日本人の健康寿命は、
女性 76歳
男性 72歳
とされています。

2013年時点の平均寿命と健康寿命の差は、
女性 12.04年
男性 9.02年
日本は長寿国であるけれど、医療や介護に頼って生きている期間が10年前後もあることになります。
※食文化や気候、地形などの違いから各都道府県ごとに健康寿命に差があります。

今後は、平均寿命と介護生活の延伸、そこに今後更なる超高齢化社会が重なることで、医療費や介護給付金が膨大に膨らむことは安易に予想され、一人あたりへの給付は縮小・社会保障の負担が拡大となる恐れがあります。
逆を言えば、平均寿命と健康寿命の差が縮小できれば、社会保障の負担が軽減されるとも考えられます。
そのために、まずご自身でできることとして健康的な食事・運動などの自助努力で”ピンピンコロリ”を目指すこと。
また金銭面で長生きリスクの対策について一度考えておく必要があります。老後破産とならないよう、どのように、どのくらい準備するべきか、対策は早ければ早いほど選択肢が広がります。
マネぷらまでお気軽にご相談ください。